ランニング知識

【徹底解説】40代からのランニングシューズの選び方~初心者が安全に楽しく走るための完全ガイド~

はじめてのランニングシューズ

はじめに

40代になると、体力の衰えや健康診断の結果が気になり始め、生活習慣病のリスクも高まります。

私自身も、人間ドックで脂肪肝を指摘されたことがきっかけで、健康維持のためにランニングを始めました。

当初は3kmも走れず、膝を痛める経験もありましたが、今ではフルマラソンに2回出場し、ランニングを生活の一部として定着させています!

本記事では、40代の忙しい会社員初心者ランナーが、

これからランニング頑張るぞ!

という時に、安全で快適に走るためのランニングシューズの選び方について、詳しく丁寧に解説します。

正しいシューズ選びは、怪我の予防やパフォーマンス向上に直結します。さらに、最近のランニングシューズの動向や、薄底・厚底、カーボンプレート入りシューズの特徴やメリット・デメリットも比較しながら、私自身の実体験も交えて紹介します。

ぜひ、この記事を参考に、まずはスポーツショップでお気に入りのシューズを試着してみてください。


1. 40代からランニングを始めるメリットとシューズ選びの重要性

1.1 健康維持と病気予防の観点から

40代になると、体力の衰えや生活習慣病のリスクが高まります。

運動不足は脂肪肝や高血圧、糖尿病の原因となりかねません。私自身、脂肪肝と診断されたことをきっかけにランニングを始めました。

定期的なランニングは心肺機能を向上させ、基礎代謝を上げ、血圧や血糖値の管理に役立ちます。

正しいシューズ選びは、これらの健康効果を最大化すると同時に、膝や足首などのケガのリスクを大幅に低減してくれるため、特に40代にとっては極めて重要です。

1.2 体力の向上と若々しさの維持

40代になると、「体力が落ちた」と感じる人が増えますが、適切なトレーニングとシューズ選びにより、エネルギッシュに過ごすことが可能です。

正しいシューズは、足にかかる衝撃をしっかり吸収し、走行中の負荷を分散させるため、長距離走行でも疲れにくくなります

これにより、日々の練習もよりたくさん安全に積み重ねることができ、運動で得られる持久力や心肺機能の向上は、若々しい体を維持するための大きな武器となります。

1.3 ランニングを趣味として楽しむ魅力

ランニングは、特別なスキルがなくても始められる生涯スポーツです。

40代からでも、運動習慣が身につけば、フルマラソンに出場したり、全国各地の大会に参加したりするなど、趣味としての楽しみが広がります。

また、ランニングシューズやその他のグッズを選ぶ楽しみもあり、最新のトレンドを追いながら健康的なライフスタイルを実現できます。

特にランニングシューズの進化は目を見張るものがあり、私も初めてランニングシューズを選んだときは、以前使っていた薄底のアディダスのシューズとの違いに驚き、当時は最新の厚底ランニングシューズ、アシックスのGEL-KAYANO 30に切り替えたことで、走るモチベーションが爆上がりした経験があります。


2. 初心者向けランニングシューズ選びの基本ポイント

ここで初心者向けランニングシューズの選び方のポイントをご紹介します。

2.1 クッション性の重要性

初心者ランナーは、まだ足がランニングに慣れていないため、膝や足首にかかる衝撃をしっかり吸収するシューズを選ぶことが大切です。

適切なクッション性があるシューズは、走行時の衝撃を和らげ、ケガのリスクを減らします。たとえば、ランニング中の衝撃を和らげるための素材としては、EVAフォームやゲル素材がよく使用されており、これらが十分に搭載されているシューズを選ぶとよいでしょう。

私自身、最初はクッション性の低いシューズで走っていたために膝を痛めた経験がありますが、厚底のシューズに切り替えてからは、より快適に走れるようになりました。

お店に行って実際に触ってみてほしいですが、最近の厚底シューズの靴底はぐにゃっとつぶせるくらい柔らかいです。

試し履きすると普段履いているスニーカーや革靴とは大違い。クッションの快適さに驚くと思います。

「もうスニーカーや革靴には戻れない」ということで、通勤用の靴も今ではランニングシューズを履いています。

通勤用にはミズノのウェーブライダー28を使っています。

電車の時間に余裕が無く、駅までダッシュするときも走りやすくて助かってます!

【レビュー】ミズノ ウェーブライダー28:サブ4のレベル帯ならすべてをこなせる一足!ミズノウエーブライダー28のレビュー記事。サブ4を目指す筆者がASICS GELKAYANO30の次のジョグ用シューズとして購入。優れたクッション性と安定性で、ジョグだけでなくテンポアップやフルマラソンまで対応できそうなオールラウンドなシューズです。...

2.2 安定性とサポート力

シューズの安定性は、足がブレずに正しいフォームを維持するために欠かせません。

特に初心者は足の筋力も十分に備わっておらず、フォームも崩れがちになってしまいます。走っている内に膝が内側、外側に倒れこんでしまう内反足や外反足の方は、安定性が低いシューズを選ぶと、膝に過度な負荷がかかるリスクがあります。

シューズの設計で、足の動きをしっかりサポートする構造(アーチサポートやヒールカウンター)があるものを選ぶことで、正しい走行フォームを維持しやすくなり、ケガの予防に大きく寄与します。

私が最初にアルペンで選んでもらったGEL KAYANO 30は内側に膝が倒れこんでしまわないよう、4Dガイダンスシステムという構造を取り入れた安定性重視のシューズでした。

つい速く走れるシューズに憧れてしまいますが、最初は安定性重視のシューズを選び、しっかりと練習を積んで体を作ることが重要で、その結果速く走ることにもつながっていくと思います。

2.3 フィット感とサイズ選び

正しいシューズ選びにおいて、フィット感は非常に重要です。

足のサイズや幅、甲の高さなど、個人差があるため、試着を重ねて自分の足に合ったシューズを選ぶことが基本です。

足を踵にぴったりとフィットさせ、つまさき部分に余裕があり、足先、足幅が窮屈にならないことが理想です。つまさき、足幅に余裕が無いと、マラソンのような長時間の競技では走っている内に足が靴に数万回もぶつかります。そして爪の内側で内出血をおこしたり、こすれた部分でマメが出来てしまいます

また、忙しい40代の会社員ランナーにとって、足に合わないシューズを使ってしまうと、ランニング後の疲労感や怪我のリスクが増してしまい、仕事にも支障をきたしてしまうかもしれません。

私自身、試着の際に数種類のシューズを履いて、実際に走ってみることで最適な一足を見つけました。

2.4 通気性と軽量性

長時間走ると、足が蒸れて不快になることがあるため、通気性の高い素材で作られたシューズを選ぶことも重要です。

また、軽量なシューズは、走行中の足への負担が少なく、疲労軽減につながります。

特に40代は体力の衰えを感じやすいので、できるだけ軽いシューズで、快適に走れることが求められます。

エリートランナー向けは200gを切ったものもたくさんありますが、その分クッション性や安定性など、初心者向けの機能をそぎ落として軽さを達成しているので、初心者のうちは多少重量はあってもクッション性、安定性を重視した方が良いです。

それでも最近のランニングシューズはどれもとても軽いです。片足300gを切っていれば「重い」とは感じないと思います。

2.5 薄底シューズと厚底シューズの比較

近年、ランニングシューズ市場では薄底と厚底の2タイプが話題になっています。

薄底シューズは、地面の感覚がよく、足の自然な動きを促進するメリットがありますが、衝撃吸収力は厚底シューズに劣る傾向があります。

一方、厚底シューズは、クッション性が高く、長距離走行時の衝撃をしっかり吸収できるため、ケガのリスクを低減します。

私自身、初めは薄底のシューズで走っていた時期がありましたが、膝を痛めた経験から、2023年9月に最新の厚底ランニングシューズ、アシックスのGEL-KAYANO 30に切り替えました。

厚底なのに軽く、前に転がるようなライド感と抜群のクッション性があり、走る楽しさと安全性が格段に向上しました

さらに、カーボンプレート入りシューズについても触れておきます。

カーボンプレート入りシューズは、推進力を高める効果があり、特にレースやスピードトレーニングで効果を発揮しますが、その分体への負担も大きくなります。

近年では、初心者向けのカーボンプレート入りシューズもいくつも販売されており、私自身もPUMA DEVIATE NITRO 3でカーボンプレート入りシューズデビューしました。

足が前に運びやすく、スピードが乗ってくる感じで履いてて楽しいシューズです!

しかし、私の場合は走っている内に太ももを痛めてしまったり、「まだ扱いきれてないのかな」と感じているので、現在は安定感の高いMIZUNOウェーブライダー28(カーボンプレート無し)を愛用しています。

初心者ランナーには、まずは高いクッション性と安定性を重視したシューズがおすすめです。

3. メーカー別初心者向けランニングシューズ

各メーカーから様々なランニングシューズが出ており、いきなりお店に行くとたくさんのシューズが並んでおり、どれがいいのか迷ってしまうと思います。

そこで、ここでは主要なランニングシューズメーカーのクッション性も良く、安定性も高い、そして価格もお手頃でコスパ◎な初心者におすすめのランニングシューズをメーカー別にご紹介します。

スピードよりだったり、クッション性高めだったりそれぞれ微妙に個性は異なりますが、どれも比較的初心者向けでクッション性高めで安定性のあるシューズです。

あとは足へのフィット感、デザインの好みで好きな一足を選んでみてほしいです!

シューズによってはワイドモデルも出ていたりするので、足幅が広い人は店頭でワイドサイズをぜひ試し履きしてみてください。

Nike ペガサス41

定価:16,500円

重さ:278g

バランス型

Adidas スーパーノヴァライズ2

定価:15,400円

重さ:275g

バランス型

アシックス NOVABLAST 5

定価:16,500円

重さ:230g

推進力重視

PUMA ヴェロシティニトロ 3

定価:14,300円

重さ:275g

バランス型

New Balance Fresh Foam X 1080 v14

定価:19,800円

重さ:298g

クッション重視

HOKA CLIFTON 9

定価:20,900円

重さ:248g

推進力重視

ミズノ ウェーブライダー 28

定価:16,500円

重さ:285g

安定性重視

On Cloudsurfer Next

定価:18,700円

重さ:273g

バランス型

価格は全部定価です。ランニングシューズは発売後すぐに値段が下がるので、少し前に出たシューズはネットで探すとお安く買えたりします。PUMAヴェロシティニトロ3はなんと7,899円でした!かなりお買い得!欲しくなっちゃいました。

まとめ

40代からのランニングは、健康維持や体力向上、そして充実した趣味としての可能性を秘めています。

正しいランニングシューズを選ぶことは、怪我の予防とパフォーマンス向上に直結し、日々の運動を安全かつ快適にするための第一歩です。

私自身、初めは膝を痛めるなど苦い経験もありましたが、適切なシューズ選びと正しいフォームを意識したランニング、そして忙しい中でも時間を捻出して練習を積み上げることで、フルマラソンに出場するまでに至りました。

これからも、健康な未来と充実したランニングライフを目指し、シューズ選びに慎重になっていきたいと考えています。

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