ランニング知識

40代「時間がない」悩みを解決!健康・家族・自己成長を両立する時短ランニング術

「時間がない」をランニングで解決!

仕事に追われて平日はクタクタ。家に帰れば育児や家事で精一杯、自分の時間なんてどこにもないよ

そんな毎日をおくり、悩む人も多いのではないでしょうか。私もランニングをはじめる前はそんな感じの日々を送っていたような気がします。

しかしランニングをはじめることで、仕事、家事以外に〝自分の時間〟を確保することができるようになりました。

なぜならランニングをすることで、仕事が効率的になることに加え、自分の時間を確保するとマインドが切り替わり行動が変わるためです。

本記事では、あえてランニングをすることで自分の時間が確保できる理由と方法を具体的に解説します!

毎日忙しくて時間がないという方はぜひ参考にしてみてください!

執筆者紹介

  • 40代、妻と3人に子どもをもつ会社員ランナー
  • ラン歴3年目でフルマラソンには2回出場(自己ベスト:4時間37分20秒)
  • 学生時代は小学校のサッカー部以外に運動部の経験は無し

ランナーとしてはまだまだ初心者だからこそ、これからはじめる人に寄り添った発信ができると思います。

本サイトのミッションは、このサイトを通じてたくさんのに楽に楽しくランニングはじめてもらうこと。ランニングをはじめた方はぜひコメント欄から「ランニングはじめました」の一言でいいので、教えていただけると嬉しいです!

40代会社員の「時間がない」実情

40代会社員は時間がない

忙しい日々の中で健康づくりや家族との時間、自分の成長の機会を確保できずに悩む姿は、多くの同世代に共通する現実ではないでしょうか。

仕事と家庭で毎日がいっぱい:40代の生活時間の実態

40代はキャリアの中核を担う世代であり、勤務時間も長くなりがちです。また40代になると管理職につく人も増えるため、20~30代より責任が重く、残業や休日出勤で自由時間が圧迫される傾向があります。

総務省の調査によると、男性の1日の仕事時間(週平均)は2021年時点で約6時間27分にも及びます (〖解説〗夫の“家事・育児”時間「増加」も…妻とは圧倒的な差が 就業構造に問題?(2022年9月5日掲載)|日テレNEWS NNN)。

これはコロナ禍で多少短縮されたものの、依然として多くの時間を仕事に割いていることを示しています。

家庭では、子育てや家事の負担も大きくのしかかります。

特に小さい子どもがいる家庭では、「平日の家事・育児は妻に任せきりで申し訳ない…」という声も。

実際、2021年の社会生活基本調査によれば、6歳未満の子どもがいる家庭で夫が家事・育児に費やす時間は平均1時間54分で過去最長となりましたが、それでも妻は7時間28分にのぼり依然大きな差があります。

夫の家事育児時間は前回調査(2016年)より31分増加し、育児時間も初めて1時間を超えましたが、妻から見れば「まだまだ8:2の割合」という声も少なくありません。

仕事と家庭の板挟みの中、40代男性の自由時間は30代より約1時間短い4時間台半ばとも報告されており (社会生活基本調査トピックス-国民のライフスタイル – 総務省統計局)、自分の趣味や休養に充てる時間が極端に少ないのが現状です。

削られる「自分時間」がもたらすモヤモヤ

こうした生活では、どうしても自分のための時間が削られてしまいます。

趣味に割く時間もままならず、資格の勉強本を買っても開く暇がない。家族との会話も食事中に数分交わす程度…。仕事・家庭・自分のどれも大切にしたいのに、時間が足りないことでジレンマを抱えている人も多いのではないでしょうか。

この「時間がない」状態を放置すると何が問題なのでしょうか?次章では、時間不足が及ぼす健康・家族・キャリアへのリスクを見ていきます。

「時間がない」生活が招く3つのリスク

「時間がない」生活が招く3つのリスク

「忙しさを理由につい後回しにしてきたことが、大きなツケを生む・・・」――と何となく感じて不安に思っている人も多いと思います。

意識的に取り組んでいかないと実際その通りで、健康診断の結果は年々芳しくなく、家族とのコミュニケーションも減り、自身の成長機会も失われていきます。

この章では、時間不足が引き起こす3つのリスク(健康・家族・キャリア)について、データを交えながら掘り下げます。

健康リスク:運動不足が40代にもたらす危機

忙しさのあまり運動の機会を確保できないことは、健康面で大きなリスクです。厚生労働省「国民健康・栄養調査」によれば、週2回以上・30分以上の運動を1年以上続ける習慣がある40代男性は18.5%に過ぎず、同世代で最も低い割合となっています 。

裏を返せば実に5人中4人以上の40代男性は運動習慣がないということ。この年代は働き盛りゆえ仕方ない面もありますが、運動不足は中長期的に深刻な健康リスクを招きます。

例えばメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は40代から急増し、40~74歳男性の2人に1人が該当者または予備群と推計されています 。

運動不足と不摂生が重なることで、高血圧・糖尿病など生活習慣病のリスクが高まり、将来的に心疾患や脳卒中の発症率も上がります。また、身体活動量が少ない人ほどうつ病や認知症の発症リスクが高いことも報告されています 。

厚労省のガイドラインでも「運動不足は循環器病、糖尿病、がん、ロコモ、うつ病、認知症のリスクを高める」と明記されており 、健康寿命を縮めかねない要因なのです。

今は元気な40代でも運動習慣の欠如は将来の大きな健康不安につながります。

最近お腹周りが気になるし、階段で息切れする

と感じ始めている方は要注意。忙しさにかまけて運動を怠れば、数年後に取り返しがつかない事態を招く可能性があります。

家族へのリスク:絆の希薄化と取り返せない時間

家族のために働いているのに、肝心の家族との時間がとれない

多くの働き盛り世代に共通する悩みです。先述の通り、共働き世帯では夫の家事・育児時間は妻の約4分の1に留まります 。平日は子どもが寝静まってから帰宅する父親も珍しくなく、家族と過ごす時間の少なさは心の距離の広がりにつながりかねません。

子どもとの関係でも「お父さんは忙しい人」という存在になってしまう恐れがあります。

家族との時間はお金では買えず、後から取り戻すことも難しい貴重なものです。40代は子どもが幼少~学齢期という家庭も多く、一緒に過ごせる時間はどんどん減っていきます。仕事のために家族との絆を犠牲にしてしまっては、本末転倒です。忙しい中でも限られた時間をどう有意義に使うかが、家族円満の鍵となります。

「気付けば子どもが思春期になっていた」なんてことは避けたいですね。

キャリアへのリスク:自己成長の停滞と競争力低下

学び直しや自己研鑽をしたいが時間がない

そう感じる方も多いのではないでしょうか。

世の中は常に変化するので、仕事でも私生活でも継続的なスキルアップが欠かせません。しかし現実には、忙しさから勉強や資格取得を諦めてしまう人も多いように思います。

ある調査では、日本の社会人の半数以上(52.6%)が勤務先以外での自己啓発・学習を「全く行っていない」と報告されています (驚愕の事実!日本人の52.6%が自己啓発しない理由 | – 自己啓発で行動を変える | 10年で年収5倍を実現した方法)。

特に40代は家庭や職場で責任が増すことで自己投資の時間捻出が難しいとされる世代です。その結果、現状維持に留まりがちで、新しいスキル習得や知識習得がおろそかになってしまいます。

変化の激しい時代において学ばないことは大きなリスクです。 デジタル化やAIの進展が著しい現在、自己研鑽を怠るとスキルの賞味期限切れに陥り、職場での競争力低下やキャリア停滞を招きかねません。

「若手に最新技術で遅れをとるのでは」と私も感じます。

政府も「リスキリング(学び直し)」支援を掲げていますが、忙しい世代ほど時間確保が難しいのが実情です。時間がないを理由に自分への投資を怠れば、将来の収入やキャリアの安定性にも影響してしまいます。

以上のように、「時間がない」状態を続けることは健康面・家庭面・仕事面の三重苦をもたらす可能性があります。この悪循環を断ち切るにはどうすれば良いのでしょうか?そのヒントが「ランニング」にあります。

時間がない40代を救う「時短投資」としてのランニング

「時短投資」としてのランニング

「忙しいからこそ、短い時間で大きな効果を生むことに投資する」ことが大切です。

趣味のランニングが単なる余暇ではなく、自身の健康や生活全体にプラスの効果をもたらす“時短投資”になり得ます。ここでは、ランニングを軸に時間不足を解決し、健康・家族・自己成長を両立する方法を探ります。

ランニングがもたらす健康・効率効果:短時間で未来の時間を増やす

運動する時間なんてない

と思いがちですが、実はランニングのような有酸素運動は短時間でも将来の時間を増やす投資になります。

定期的なランニング習慣は、前述の健康リスクを下げる強力な手段です。例えば、身体活動が多い人は少ない人に比べて心疾患や糖尿病、がん等の発症リスクが低いことが明らかになっています。20~30分のランニングを週数回行うだけでも血圧や血糖の改善につながり、メタボ予防に効果的です。

さらにランニングはメンタルヘルスや脳機能の向上にも寄与します。厚労省の報告では、身体活動によって認知機能やメンタルヘルスが向上するとされています。

実際に走った後は頭がスッキリし、ストレス発散や気分転換になります

これは生産性向上にも直結し、運動後は仕事の集中力や効率が上がります。

また、定期的に走って体力がつけば疲れにくくなり、日中のパフォーマンスが上がって残業が減るといった好循環も期待できます。

そしてランニングを継続することで、自分の時間を作るという意識が芽生えてきます。日々仕事だったり家事だったり、自分の時間を自ら動いて確保しなければ自分の人生ではなく他人に追われる人生を続けることになってしまいます。

「時間ができたらやろう」では自分の時間はやってきません。自分のために時間を作って投資する、そういう習慣を作るという意味でもランニングは効果が高いといえます。

忙しい中でランニングに30分割くことは健康貯金のようなものです。

将来病気で失うかもしれない時間を減らし、心身のコンディションを整えることで結果的に使える時間を増やす効果があります。まさにランニングは短時間で高リターンを生む時短投資と言えるでしょう。

短時間でも効果は十分:忙しい人のためのランニング術

とはいえ、

やる時間がないから困ってるんだよ

という声が聞こえてきそうです。そこで忙しい40代でも実践できる時短ランニングの工夫を紹介します。

ポイントは「長さより継続」「生活に組み込む」こと!。以下に具体的なアイデアをまとめます。

  • スキマ時間の活用: 通勤や休憩など、普段何気なく過ごしている合間を走る時間に充てます。例えば、最寄り駅から職場までの区間をランニングに変える昼休みにオフィス周辺を軽く走るなど、小さな工夫で運動量を確保できます。短時間でもこまめに体を動かすことで運動習慣が身につきます。
  • 朝ランの習慣化: 朝の時間帯を使うのも効果的です。朝は他の予定に左右されにくく、1日の中で最も時間を確保しやすい時間帯です。前夜にランニングウェアを準備しておけば、起床後すぐに走り出せます。こちらの記事で詳しく解説しています。
  • 週末にまとめて走る: 平日に十分走れない場合は、週末に距離をまとめて走る方法もあります。例えば「土曜朝に30分、日曜に60分走る」など計画しておけば、1週間の運動量を補えます。平日は無理せず維持程度に留め、週末にしっかり走るメリハリも一つの戦略です。
  • ランニング+他の用事で一石二鳥: ランニングを日常タスクと組み合わせる発想も時短につながります。買い物ついでにランニングしたり、走りながらオーディオブックで勉強(“ながら運動”)するのも有効です。これなら時間を二重に活用できます。(オーディオブックは私も愛用していて、こちらの記事で詳しく解説しています)

上記のように、「時間がないから走れない」を「短時間でも走る」に発想転換することが重要です。

実はランニングは10~15分の短時間でも効果があり、継続することが大切だと言われています 。

完璧を求める必要はありません。たとえ10分でも走れた自分を褒め、小さな達成感を積み重ねることで、習慣は着実につくられます 。

ランニング習慣を定着させるコツ:無理なく続けるために

最後に、忙しい中でランニング習慣を長続きさせるためのコツを整理します。始めても三日坊主になっては意味がありませんので、無理せず楽しく続ける工夫を取り入れましょう。

目標と計画を明確に

まずは現実的な目標設定から始めましょう。いきなり「毎日10km走る」など高すぎる目標は挫折のもとです。

例えば「3ヶ月後に10kmの大会に出て完走する」など具体的な目標を決め、それに沿った練習計画を立てるとモチベーションが維持しやすくなります。目標があると他の予定も効率的に調整しやすくなる効果があります。

時間をブロックし習慣化

あらかじめ「走る時間」をスケジュールに組み込んでしまうのも有効です。例えば毎週水曜はノー残業デーにして定時に帰宅→ランニングに充てる、土曜朝は必ず走ると家族に宣言する、など定例化しましょう。

周囲に宣言すると自分へのコミットメントにもなり、習慣づけに役立ちます。特定の時間を決めておけば、多少忙しくても自然と体が動くようになります。

家族や仲間の理解と協力

ランニングを続けるには周囲のサポートも大切です。週末早朝ランの間は奥様に家事をお願いし、その代わり別の時間に子どもを預かって奥様の自由時間を作るなど、お互い協力し合う体制をとると続けやすいです。

「家族や友人にランニングすることを宣言する」のも良い方法で、お互い励まし合ったり時に一緒に走ったりすることで継続しやすくなります。

無理は禁物・楽しむ工夫

疲労が溜まってどうしても走れない日は無理しないことも重要です。「走らなければ」ではなく「走ると気持ちいい」というポジティブな感情を大事にすると、自然と続けたくなります。

お気に入りの音楽や景色を楽しむコースを見つける、走った後のご褒美ドリンクを用意するといった工夫でランニングそのものを楽しみましょう。趣味として楽しめれば一石二鳥です。

小さく始めてコツコツ続けることで、忙しい40代でもランニングを生活の一部にすることは可能です!

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まとめ:時間がない40代こそ“時間の使い方”を見直そう

ランニングで時間の使い方を見直そう

「時間がない」と嘆きたくなる40代の毎日ですが、視点を変えれば限られた時間の中でも健康・家族・自己成長を両立するヒントが見えてきます。

忙しい日々に流されて自分や家族のことを後回しにしていると、将来思わぬ形でツケを払わされるかもしれません。だからこそ、40代という人生の折り返し地点で一度“時間の使い方”を見直してみることが重要です。

健康のための運動時間、家族と向き合う時間、自分を磨く勉強時間――どれも投資と考えれば、決して無駄にはなりません。むしろ、これらに充てた時間が将来の自分に大きなリターンをもたらします。

とはいえ現実問題として時間は有限ですから、すべてを完璧にこなすのは難しい。だからこそ、今回紹介したランニングを軸にした時短術をヒントに、スキマ時間の活用や習慣化の工夫で無理なく実践することから始めてみてください。

最初は小さな一歩でも、継続することで確かな変化が得られるはずです。

「40代だからもう遅い」なんてことはありません。

今日からできる一歩を踏み出し、限りある時間を最大限に活かして、40代の人生をより豊かに彩っていきましょう。

健康・家族・自己成長をあきらめず、賢い時間投資で充実した毎日を取り戻しましょう!

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