投資を始めるなら四季報くらい読んで勉強した方がいいとは思うんだけど、あんな分厚くて字が多いの読める気がしないし、どう読んだらいいかわからない。
そんなお悩みに対してこの記事では初心者でも簡単に会社四季報を読む見方について解説します!
この方法で初心者の私でも読破出来ました!
投資を始めたらとりあえず四季報を買っては見るものの、そのままどっかにおいて結局読まずというのはありがちですよね。
そりゃあんな分厚いもの必要最小限の読むポイント抑えながら読まないと、読めるわけないと思います。
四季報これから読もうかなという初心者には読み方も分からないし、かなりハードルが高い本です。
私もこれまで何度も四季報を買っては途中で読まなくなるというのを繰り返してきました。
しかし!この記事で紹介する方法でポイントを最小限に抑えて流し読みすることで、2021年度の春号は初めて最初から最後まで読破できました!
本記事では私が実際にやった四季報の読み方について解説します。
初心者でも読破できるポイントをおさえた簡単な四季報の読み方(見方)がわかります。
四季報読破はかなり勉強になりました。これから読んでみようかなという初心者の方の四季報の見方として参考になれば幸いです。
四季報とは
四季報とは、四半期ごとに東洋経済新聞社が発行する全上場企業の業績と、東洋経済新聞社の四季報記者が各社を取材した結果から分析したその会社の業績予想と記事をまとめた本(雑誌?)です。
コンパクトに情報がまとめてあり、企業の情報を簡単に把握することができます。
ぜひ買って本記事に記載の読み方で読破を目指しましょう!
四季報を読むのはなぜ難しいか
初心者にとって四季報を読むのが困難な最大の理由はやはりあの分厚さと字の密度ではないでしょうか?
全部で2000ページもあるし、字は小さいしとても読むものではないような感じがしてしまいます。
とにかく
- 字が多い
- 情報が多い
- どこから読めばいいかわからない
- 何を目的に読めばいいかもわからない
ということで、初心者にはかなりハードルの高い本になっています。
四季報の冒頭には四季報の見方、使い方の解説のページがありますが、そこだけで10ページくらいあり理解するのも難しいです。
次の項で四季報の読み方を解説しますが、四季報は読むというより「ざっと見る」に近く、慣れるとパラパラと読み進めることができるようになります。
とにかく会社が多いですからね。サクサクいきましょう!
初心者の四季報の読み方(読み飛ばし方)
四季報の読み方について解説しますが、読み方は「エナフン流株式投資術」を参考としています。
ここではポイントを押さえて初心者でも読める四季報の読み方をご紹介します。
ポイントを押さえれば1社1秒~1分未満で読み飛ばせます!
ポイント1:営業利益を見る
会社四季報を読むとき、右の会社名から順々に読んでいてはだめです。
一瞬で眠くなってしまいます。
まず真っ先に見るのは左下の営業利益の推移です。
営業利益が順調に上昇していたら本業が好調といえるので、見込みありです。
ここで営業利益が順調に推移してなければもう次の会社に読み進めます。
見るだけです。1秒で判断です。サクサクいきましょう!
ポイント2:チャートを見る
営業利益が順調に推移していれば、次にチャートの推移を確認します。
営業利益の上昇具合とチャートの上昇具合を比較して、チャートがあまり上がってなさそうだったら今後業績予想に合わせて株価が上昇する可能性があります。
いまいちだったら次の会社に読み進めます。
同時にチャート右にある予想PER、PBRをチェックします。
それぞれ14倍、1倍よりも低ければ一般的には割安といわれます。
ここはどれくらいで見込みありとするか判断悩ましいですが、極端に差があるなと感じるかどうかで判断です。5秒で判断です。他にも会社はたくさんあるので、サクサクいきましょう!
ポイント3:財務体力を見る
業績拡大と株価上昇が見込めそうであれば、次に財務体力を見ます。
有利子負債<現金同等物
であれば会社の持ってるお金よりも借金の方が小さいので財務体力的に健全といえます。
あわせてキャッシュフローの欄を見ます。
営業CFが前年比で増えていて、投資CF、財務CFのマイナス幅が大きい
という状態であれば営業CFを確保しつつも投資、借金返済にお金を回せているということでいい経営が出来てるといえます。
ここも大きいか小さいか数字を見るだけです。5秒で判断です。サクサクいきましょう!
ポイント4:四季報記者の記事欄を見る
ここまでで数値上良さそうな企業だったら最後に四季報記者の記事欄を読んで、その会社の状態や今後の展望について把握します。
ポジティブな情報や興味を引く解説があるか、10秒くらいで読みます。サクサクいきましょう!
ポイント5:付箋を貼る
全体通して気になる企業だったら付箋を貼って次の企業に読み進みます。
サクサクいかないと、読み終わったときに付箋だらけになって「なんだったっけ」となってしまうので、機械的に厳しく判断してサクサク読み飛ばしましょう。
四季報を読んでみて良かったこと
会社を品定めする自信がつく
上で解説した四季報の読み方のポイントを押さえて初心者だった私でもなんとか読破できました。
慣れも必要ですが、慣れてくると1つの会社をチェックするのに、長くても1分くらいでできるようになります。
最終的に読むのにかかった期間は1ヵ月程度でした。
とにかく読破できてまず「私でも会社の良し悪し判断できる」と会社を品定めできる自信がつきました!
景気の全体感がわかる
読んでみて良かったことですが、四季報を全体通して読むことで、まず景気の全体感がわかります。
2021年度春号では、好調な企業が多く、パラパラ読み進めることで大体どれくらいの割合の企業が好調だったか感覚的に理解することができました。
業界ごとの差がわかる
業界別でもどの業界が好調でどの業界が不調なのか見えてきます。
同じ業界内でも企業ごとに差があり「あの企業は好調なのに、この企業は不調っぽい、なぜだろう」と疑問を持つことで、その業界でいま有望な企業はどこなのか、興味を持って調べることができます。
とにかく一周読むだけで日本経済の全体感を実感することができ、非常にいい勉強になりました。
まとめ
以上、初心者でも四季報が読めるようになる、ポイントをおさえた四季報の読み方についてご紹介でした。
四季報を読むのもはじめは辛かったですが、途中から結構楽しくなり、気づけば読み終わってたという感覚でした!
四季報を一周しただけでは、企業を見る目はまだまだ初心者だとは思いますが、これを繰り返すことで徐々に企業を見る目も備わってくるものと思いますので、また継続購入して読破したいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!